NewジェネレーションのMYルール VOL.1

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DATE.2018.05.21

TAG : INTERVIEW

青山ビューティ学院高等部の生徒たちと接することで日々感じる、
ミライオトナな『将来』の考え方。
自分が人生のシナリオを描き、それを自分なりにデザインする。
そして自らで発信し、チャンスを掴みにいく。
そのストーリーの一部に進学や就職があったり。
年齢は15〜18歳でも、意識はプロ。
堂々と未来のヴィジョンを語り行動する、ミライのオトナ達です。
そんな意識の高い彼女たちの姿をレポートします。
将来どんなオトナになっていくのか?
彼女たちの進化が、ますます楽しみです!
聞き手=関野里美(フロムハンド、青山ビューティ学院高等部学長)

デジタルネイティブ世代の美意識とは?
VOL01.横井菜奈子(18)の場合

メイクとアートの融合を夢見て

NY研修では、主要な美術館を見て歩きましたが、それが一番刺激を受けました。中でもMOMA(ニューヨーク近代美術館)にあったポロックの絵に引かれましたね。もともと好きな美術家の一人で、画像や教科書などで見て知っていました。それを生で見た衝撃、迫力…白いキャンバスの中に、殴り書いたような筆の強さがあって。その人のエネルギーを感じることができた。それにやられて、感動したら涙が出てきました。

それから、美容、アート、メイクを掘り下げて行きたいと思ったのです。小さい頃から絵描くのは好きで、美術、図工だけは成績がよかった(笑)。一人だけ、作品にのめり込みすぎて、完成しないことも。抽象画を書き始めたのは、この学校に来てから。好きなことやっていい、好きな絵の具だけ使って良いよと。それで、自分の感情を直に表せるように。美術を学んで行くうちに、絵を書くのがとても楽しいと気づきました。抽象画に近い、自分の感情とか、名前のつかないもの…を表現することがすごく楽しい。

表現者としてカリスマを目指す

小4の時、『ニコラ』というファッション雑誌を買って、初めはモデルになりたかったんです。専属モデルのオーディションがあって。その瞬間から自分を着飾ったり、綺麗にしたり、ファッションに興味を持つようになりました。色々調べているうちに、そこには全然知らない世界があって、憧れの存在に。モデルっていいなと思いました。自分をもっと見てもらいたいという欲求がありますね。裏方ではなく、アーティストとして自分の名前を出していけるような活動がしたいです。

ダンスも得意です。バレエ、ヒップポップ、ジャズ…。バレエは親にやらされていた感じですけど、それ以外は、自分からやりたいと思って始めました。ダンスも身体表現ですよね。体で表現している人に、自分のアートを入れて、動いているところを残せたら、面白いと思いますね。ダンスをやっていたので、体の動き方もわかりますし。ダンサーを経験した人と、そうでない人では表現の仕方が、全然変わってくると思いますね。キャンパスに書くのも好きですが、ボディに表現してみたいと思います。モデルさんが、動き歩いて行くと、その絵が動いているように見える。考えているだけで、ワクワクして面白いですね。例えば、今年のショーのメイクでやったような、自分の好きな画風をボディペインティングとしてして取り入れる。そんなことを仕事にできたり、創造していけたらいいと思います。

直感を信じてagbに入学


↑自分に「似合う」を極めたメイクと、個性的なピアスが印象的。

中学は本当に楽しくなかったです。毎日行きたくない(笑)。学校の校則、色々な縛りが多すぎて。ピアス開けたり、髪を染めたり、していましたけど、一切認めてもらえなかったですね。こんなに楽しくない毎日があるんだって、思っていました。誰に何を言われても『構うな、これが私のやりたいことなんだ』という気持ちでいましたが、ファッションやメイクで気の合う友達もいなかったので、あくまで叫ぶのは心の中だけで。外に出す感情は無でしたね。しまいに、呼び出されなくなって、好きにできるようになった。孤独と注意の戦い(笑)。その時は、母が一番辛かったと思います。

そんな事があって、名古屋から中学3年に上京しました。東京行きの覚悟を決めたとき『高校くらいは、普通の学校行っておきなさい』と一般的な意見を言われると思ったのですが、親は反対しなかったのです。不安はありましたが、それが背中を押してくれた。最初決めていたのは別の高校で、1日目に見学に行った時、違和感があったんです。業界の感じがすごくて、居心地が悪い気がして。2日目に青山ビューティ学院高等部(以下abg)に来た時、学校の雰囲気や先生達と話してみて、ここに3年間通ったら、楽しく居心地良いだろうな、と直感的に思いました。巷の高校に行っていたら、普通になってたでしょうね。言われるがままに従って、全く違う人生になっていたと思います。

縛られず、自分の欲求のおもむくまま生きる

周りに左右されるのではなく、自由に、縛られずに、自分の欲求のままに生きて行く。それを探していたら、abgに行きついたのです。このような場所で、毎日過ごす自分を想像していました。上京前は、面倒臭いことは親などがやってくれて、自分はしなくても済み気軽にしていました。東京に来ることは、自由がある反面、面倒臭いこともしなければならないし、しっかりしないといけないと思います。自由になるために、ちゃんと自分で責任持ってするということを頑張っています。

横井さんの作品。

進学はしようと思っています。美大かメイクかの選択で迷っている自分がいますね。メイクを学んでから、アートを学ぶというのも有りです。卒業後の自分をしっかり固めていけるように、在学中により絞りこんで、固めていきたいですね。根元は変わりませんが、細かいところは変わって来ます。卒業後に活かせるように、より突き詰めていきます。

関野学長から横井さんへ。

 

横井さんは、まだ17歳だというのに、将来のイメージもある程度確立されていて、すごいと思います。私の10代は暗黒時代だったので、横井さんのように、もっと早くやりたいことと、出会いたかった。美大、メイク両方やったほうが良いと思います。美大に行くならテキスタイルを学びたいとのことですが、ファッションにおけるテキスタイルは、ボディにメイクを施すことに似ています。繋がっていると思いました。両方やっても30歳前に終了、間違ったとしても修正はいくらでもできます!メイクを学んでから、美大に入った先輩もいますよ。そのほうが、表現のエッセンスが深く広く見えてくると思います。いろいろな引き出しが重要です。

世の中の頭カチカチの先生たちに『どうだー』って、出身中学校に凱旋講演に行く!くらいのカリスマに成長して欲しいです。小中学とシンドイ思いをしている人たちへのエールも込めて。本当の意味で、個性を認める世の中が広がればいいと思うし、そういう人たちに、横井菜奈子さんが影響力を与える人になって欲しいです。

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