卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
そして保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
私は昨年の4月に着任いたしました。
皆さん一人ひとりが、迷い、悩みながらも、それぞれの歩幅でこの3年間を歩んできた姿を間近で見てきました。今日、こうして卒業の日を迎えられたこと、その一歩一歩に大きな意味があると感じています。

これから長い人生を歩み出す皆さんに、私から「3つの大切なこと」を贈ります。
1. 自分の可能性を、自分で決めつけない
今の時代、暗記した知識はAI(ChatGPTなど)に聞けばすぐに答えが返ってきます。しかし、皆さんがこの学校で取り組んできたことは違います。
「自分は何を美しいと思うのか」「何を表現したいのか」。 メイクも、ヘアも、ショーの制作も、正解が一つではない世界です。自分の中から何かを生み出す経験をしてきた皆さんの力は、これからの時代において、何物にも代えがたい価値があります。どうか、自分の可能性を自分で小さく決めつけないでください。
2. 「偶然」を味方につける
人生には、想像もしなかった出来事がたくさん待っています。
「プランド・ハプンスタンス理論(計画的偶発性理論)」という考え方があります。成功した人のキャリアのターニングポイントは、実は「8割が予想外の偶然」から生まれているというものです。
これは「偶然任せでいい」ということではありません。
好奇心を持つこと
新しいことを面白がること
まずは、やってみること この前向きな姿勢がある人にこそ、偶然という名のチャンスが舞い込みます。
人生は、思っているよりずっと面白い方向に進んでいくはずです。
3. 「感謝」とは、相手を大切にする姿勢のこと
皆さんは決して一人でここまで来たわけではありません。家族、友人、先生、そして見えないところで支えてくれた多くの人がいます。
どれほど技術や才能があっても、人との関わりがあって初めて仕事は成り立ちます。感謝とは、単に言葉にするだけでなく「相手を大切にする姿勢」そのものです。
感謝を忘れない人は、必ず誰かに応援されます。そして「応援される人」は、たとえ困難にぶつかっても、何度でも立ち上がることができるのです。
皆さんの未来には、無限の可能性と出会いが待っています。
自分の力を信じ、人生の広がりを楽しみながら、自分らしい道を歩んでいってください。
皆さんのこれからの人生が、豊かで誇れるものになることを心から願っています。
学園長 沼田 智佳



